こんにちは、新卒入社の会社でうつ病になり、現在派遣経理として勤務している小野です。
この自己紹介でみなさまが思うことは「未経験で経理になれるの?」「うつ病なのに転職できたの?」かと思います。
私は「短期離職」「未経験」という肩書きを背負いながら、経理の職につくことができました。
本日はそんな私が、どのようにして転職できたのかをご説明していきます。
うつ病は言ったの?隠したの?
結論から申し上げると隠しました。
言ったとしても絶対に理解してもらえませんし、正社員として長期的に働くわけではない派遣での応募であったため、
言ってもデメリットにしかならないと思い言いませんでした。
正社員として転職活動を行い、運よく「辛かったね、うちにおいでよ」と言ってくれる企業もあるかとは思いますが、
派遣の場合は、雇用に情をかける企業は少ないかと思います。
隠して働く余力があるのならば、言わなくても良いかと思います。
逆に言えば、言って配慮していただきたいと思うのであれば、今すぐに働こうとはせずに、ゆっくりと療養するのが良いかと思います。
私が働きながらうつ病を寛解させた方法については、過去の記事でご紹介していますが、本当に危険な賭けでもあります。
数は打って、当たるのを静かに待つ
派遣は派遣会社に登録後、自分の働きたいと思う企業に『エントリー』をしなくてはなりません。
みなさまが気になるのは

どのくらいエントリーしたの?
かと思います。
答えとしては、数え切れないくらいエントリーしました。
エントリーするのにも1日何件までと上限があるのですが、私は毎日その条件に達するまでエントリーしていました。
「短期離職」という肩書きを背負っているからこそ、自分の契約がスムーズに行くとは到底思えなかったのです。
現に派遣の登録を行う前は、第二新卒として転職活動を行なっていましたが、やはりうまくいかなかったのです。
数を打てば企業と派遣をつなぐ良い担当者に、また良い企業に出会えるかもしれない。
そう考え、毎日欠かさずエントリーしていました。
転職アピールにもなったようなので、結果として良いことをしたなと感じています。
また、派遣登録時はお仕事紹介の方が、とてつもない量の求人をご紹介してくださるかと思います。

こんなに紹介してもらえるなら
案外すんなり決まるのでは?
と思われるかと思います。
しかし、私の経験上その手の紹介で顔合わせまで行けたものはなかったので、
特に期待はせずに「こういう会社もあるんだ」程度で大丈夫かと思います。
そして、たくさんの求人を紹介する方々とはちょっと違う方から紹介された求人ですと、
どれも顔合わせまで進めたので、あちら側にも求人の紹介の仕方やノルマ等何かあるのかなと思いました。
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簿記を知らなくても、Excelが使えた
私が簿記3級に合格したのは5月であり、転職したのは3月でした。
そう、簿記の資格をも持っていない経理未経験での応募でした。
元々は人事・採用を志望しており、経理は希望職種から外していた存在でした。
しかし、

小野さん数字に抵抗はありませんか?
と聞かれたのが始まりでした。
その頃は、もう自分はうつ病だし、自分を雇ってくれる会社なんてどこにもないのでは?と考えていました。
しかし、そう思えたからこそ不思議なくらい落ち着いていました。
国語よりも数学は得意でしたが、本物の数学を目の前にすると、自分が得意だと言えなくなるくらいの理数系レベルでしたが、
申し分のない求人を目にした私は、先行を進めていただくようお願いしました。
そのまますんなりと社内先行をクリアし、とうとう顔合わせの日になりました。
コロナ真っ只中ということもあり、顔合わせはビデオ通話でした。
できることなら、職場の雰囲気を知るためにも直接職場に赴きたかったです。
顔合わせで聞かれたのは「数字に抵抗はないか」「Excelは使えるか」でした。
私は運よく、前職でExcelを使って仕事をしていたため、その業務内容が高く評価され、数時間後には契約成立にたどり着けました。
うつ病でもスキルがあれば転職できる
そもそも、うつ病は人よりも考えることができる人が心を病んでしまう病です。
「この数字はどこから来ているのだろう」
「どうすれば数字が綺麗になるのだろう」
と、深く深く物事を考えることができる人に、向いている職種なのかもしれません。
私自身この会社の顔合わせにたどり着く前に、何社か他での先行が進んでいましたが、
自分の性格に合わなそうだなと感じたら担当の方にしっかりと理由を伝え、先行を見送ったこともしばしばあります。
「もう決まらないかもしれない」そう思いつつも、「自分は働きながら治す」と決意したからには「これで良いや」とならないようには心がけていました。
経理への転職は、年齢が若い方が有利だと言われています。
たまたま私の場合年齢が若かったということもあるかもしれません。
転職活動するのにも資格を取得するのにも、早いことに損はないかと思います。
しかし、1番重要なことは自分を1番大切にすることです。

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