こんにちは、派遣経理として週5で働いている小野です。
私は、うつ病で新卒入社の会社を短期離職し、その後、うつ病を寛解させずに転職した1人です。
入社当初は、かなり症状が重かったにもかかわず、今はだいぶ元気になりました。
今回の記事では、私が働きながらでもうつ病を寛解させられた方法を3つご紹介します。
【その1】その会社で長く働いている人を観察する!
うつ病になり、その後会社を退職する人は多いのではないでしょうか。
そして退職後は、自分と違い心穏やかに長く働けている友人などをみて
「なんで自分はダメだったんだろう…」
と、さらに落ち込んでしまうのではないでしょうか。
そんな時は、逆に長く働けている人をよくみましょう。
私の今の会社には、長く勤務している方が多くいて、とても参考になりました。
長く働けている人の特徴とは、こんな感じです。
- おっとりしている。
- いい意味でたまに無責任。
- 会社と私生活を切り離している。
1番重要なのは、程よく無責任でいることかと思います。
『自分は自分、会社は会社』と、あっさりしていることが長く働くためのコツだと思います。
たまにいる御局様も、いびり散らかす後輩のことをなんとも思っていないからこそ、長く勤められているのではないでしょうか。
ここで重要なのは、あくまで参考にすることです。
無理にそうなろうとしてしまっては、そうなれない自分に嫌気がさし、また悲しい気持ちになってしまいます。
心の中でこう唱えましょう。
「そうか、つまり君はそういうやつだったんだな。」
(引用:文庫 少年の日の思い出 (草思社文庫) 文庫 – 2016/2/2 ヘルマン ヘッセ (著), Hermann Hesse (原著), 岡田 朝雄 (翻訳)
【その2】早く寝て早く起きる!!
無職の時と転職してから明らかに違うこととは、「疲労」です。
無職時は、何をするにも気力が湧かず、狭いマンションの一室で暮らしている私にとっては
残っている力を、マイナスなことを考えるためだけに使ってしまいました。
しかし、週5で働き始めたことで、働くために必要な身支度や買い出しを行ない、
また出勤すれば仕事で疲れる、ということで、程よい疲労が蓄積されるようになりました。
うつ病の方が転職活動される際に、大切にしていただきたいことは、『残業』が少ないことです。
ただでさえ色々なことで頭を悩ませてしまったにもかかわらず、いきなりがっつり働こうとするものなら体が悲鳴をあげてしまいます。
週に3日でも、1日数時間でもいいんです。
良い眠りのために、ちょこっとだけ働けばいいんです。
そして、ぐっすり眠れれば早く起きれます。
静かな朝で、自分の時間を大切にしましょう。
【その3】簿記の勉強をする!!
最後の最後で『簿記』かい!!!!
と思いましたか?笑
「経理だからでしょ」
「帰ってまで仕事に関わることしたくないよ」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、私がうつ病の寛解に『簿記』が良いと思うのは、程よく疲労することができて、なおかつ自分の力になるからです。
『簿記』の不思議なところは、謎に集中できることです。
また、電卓を叩いているとなぜか楽しくなってくるんです。
うつ病の方は、隙さえあれば悪いことを考えてしまうので、「勉強」で頭を使い、悪いことを考える隙をなくしましょう。
また、会社の数字に強くなることで、会社に縛られている、という気持ちを払拭することができます。
漠然とした不安は、何が不安かわからないから余計に不安になるのです。
会社の数字を見れば、あの上司がイライラしている理由もわかるはずです。

【うつ病】働きながら寛解させるのはリスクが高い
私自身、病院の先生に働くことを告げた際、
「本当は治してからの方がいいんだけどね…」
と言われました。
新しい職場がブラックだったら?
もっと怖い人がいたら?
すぐに辞めたくなったら?
働きながら治すということは、本当にリスクの高いことです。
私の場合、運よく今の職場が自分に合っており、またちょうどよく働けるため、ここまで寛解することができました。
しかし、私と同じように家族や友人にも頼れず、働かざるを得ない人もいるかと思います。
だからこそ、転職活動中の面接ではしっかりと気になることは聞き、最低限のリスク回避しましょう。
転職活動は予想以上に辛く、「もうここでいいかも…」となるかと思います。
どんなに質問をしても、どんなに待遇が良さそうでも、
「実は、何か隠したいことがあるのでは?」
と、うつ病の人は疑り深くなっています。
しかし、今はその力を利用し、できる限りのことをして次の会社を決めましょう。
大丈夫です。
転職先がまた辛い場所でも、生きていればなんとかなります。
自分の心と体を、1番大切にしてください。

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